なおくま学芸員(店長)の最近のブログ記事

週末は京都へ。

ナガオカケンメイ氏がプロデュースする「D&DEPARTMENT KYOTO by 京都造形芸術大学」は、店舗運営そのものが大学の授業に取り入れられていて、この日も学生が商品を陳列していました。


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私が購入した新古品らしい柳宗理の清酒グラスと、どこかのホテルかレストランで使われていたようなお皿は、東寺の骨董市で仕入れたそう。


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ナガオカさんの「日本のものづくりの原点の企業をしっかりと応援しよう 」ということと「ロングライフな商品をしっかり売れるような仕組みをつくる」というコンセプトのもとでより実践的な学びができるのは、よいことだなあと思いました。

子ども達は未来。デザインとはなにか、社会的にどういう役割を担っているのか。意識すれば、日本のものづくりはよいほうへ変わっていくと思いました。

もちろん、私たちの衣装も「ロングライフな商品」を意識してつくっています。






本日10月14日(金)から福井市立郷土歴史博物館ではじまる特別展「福井の仏像」 ブロガー向け内覧会に参加しました。

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学芸員さんの力が入った展示と解説は満足度が高いものでした。
地元福井平野とその周辺の里山で、戦乱や廃仏の危機をのりこえた仏像が展示されていました。

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いつも通り過ぎる近所のお寺に、こんな秘仏があったのか...と発見も。
半分以上が秘仏とかで、こんなふうに一同になかなか見られないなあと思いました。


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仏像はお顔も様々で楽しい。地方の博物館らしい、地元の特色がよくわかる秀逸な展示でした。

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この「ブロガー向け内覧会」の他に、「仏像×ダンス」パフォーマンス(仏像のポーズをまねして踊りながらパレード)企画や、過去には「菩薩になろうプロジェクト」など、こちらの博物館の企画は素晴らしく楽しい。

学芸員さんのお話をきいていると、各お寺に交渉した様子や、日通さんと運び出す苦労話など、裏でどれだけ汗をかかれたかを感じました。展示の内容もしっかりして見応えがありますが、こうした企画はとても刺激されます。

今後も楽しみな博物館です。


▼福井市立郷土歴史博物館「福井の仏像」展

先日「いきな時代の男と女」(福井県立美術館)という企画展をみてきました。江戸時代の浮世絵や、小物(たばこいれや根付など)が展示されていて、その解説に『「いき」の構造』(九鬼周造著)という本の引用がされていました。


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『「いき」の構造』は数年前に買ったものの、難しくて挫折したままだった本。でも今回、企画展でモノをみせてもらいながらの解説はとてもわかりやすく、なるほど、と思いました。


そこで、再度チャレンジ。おお、以前よりわかるわかる。そしておもしろい。

なによりすごいのは感覚を図で表しているところ。そして、この図のどの部分かで、「さび」「味」「雅」「乙」「きざ」「いろっぽさ」を説明してしまっているのです。今から約90年前にかかれた書ですが、その分析に驚くばかりで...。



文字で説明されていたので、図にあらわしてみました。

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なるほど、いわれてみれば、という感じがしませんか?



衣装のイメージづくりにも役立ちますね。

「雅」な感じにしたければ、上品さと渋味、そしてどこか地味に感じる部分をあわせもたせるとよい、ということです。



他にも、浮世絵のひとつに、薄物の袖の女性が描かれたものがありました。

その解説にもつかわれていたのが、文中の

『全身に関して「いき」の表現と見られるのはうすものを身に纏うことである。』


なるほど、思い出した衣装があります。

薄物、を上手に使われているチームさんをご紹介しますよ。


【鳴子艶舞会さん】

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袖と身頃の上から重ねた「うすもの」。さらに、帯にも「うすもの」を重ねています。重ねるっていうのもいいですね。

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踊っている様子はコチラ。


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「いき」は日本民族に独自の美意識、とのことです。私たちはこれが「いき」だよ、と教えられなくても、その文化で育つなかで体で会得しているものがあります。でも、「いきの構造」のような裏付けは、その仕事をしているものには知っておくべき大事なものだな、と思いました。


これからチームさんから「いきな感じにしたいんです」「いろっぽさを出したいんです」とご相談されたら、この図を思い浮かべながらご提案できるな、とひとり楽しむ店長でした。











週末、見たかった企画展に行って来ました。
明治維新を経て、江戸時代の大名たちは「華族」と呼ばれる特権階級に位置づけられました。激変する世の中で、どん欲にあたらしいものを取り入れていった当時の日本人の様子が、衣装や工芸品、農作物や食事の記録からみてとれました。


大名華族たちの衣装.jpg


旧福井藩主松平春嶽をはじめ、春嶽にゆかりのある人物が残した貴重な資料を展示していました。
実物の衣装をみると、中学生サイズくらい。明治の日本人は、現代と比べると小さかったのがよくわかります。


仮面舞踏会衣装.jpg



カッティングなど着やすさはわかりませんが、私がみた印象は、気持ちよさそうな生地だな、ということ。色も多少あせてはいますが、いい色だなあと思いました。


かえりはこの企画展をやっていた福井市郷土歴史博物館のおトナリにある、松平春嶽の別邸「養浩庭園」へ。


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外国人観光客の方も多く、お茶会もやっていました。


よさこい屋&ドドーンへ衣装制作のうちあわせにこられた際は、観光スポットとして寄るのもおススメですよ。
弊社から車で5分くらいです。


充実したお休みでした。
実物が語るものってありますね。気になったものは、フットワーク軽くふらっと見に行こうと思いました。


▼福井市郷土歴史博物館「秋季特別展 大名華族たちの明治」


▼名勝 養浩館庭園

みなさん、お盆休みはいかがすごされましたか?

まだまだよさこいやお祭りも熱いシーズンですが、
お休み中、私は夫の実家がある横浜へ。

横浜美術館で開催中の「蔡國強展:帰去来」をみてまいりました。

火薬×アート。蔡國強さんの作品では、2008年北京オリンピックの開催式を思い出す方もいらっしゃるでしょう。


蔡國強展-帰去来.jpg


夫(右下)の大きさから推測してください(笑)。
入口をぬけるとすぐ目の前に、作品がどどーんと現れます。






「ばばばばばっ」という火薬の音がとてもきもちいです。
生でみたら、すごいだろうな。


お休み中は制作意欲のモトとなる、心ふるえるものとの出会いを求めにいきます。
おなかに火種がたまりました。



『蔡國強展:帰去来』

2015年7月11日(土)~10月18日(日)
会場:神奈川県 横浜美術館

http://yokohama.art.museum/special/2015/caiguoqiang/summary.html

リニューアルしたオーダーよさこい屋のTOPバナーをつくるとき、両側の踊り子さんは先に決まっていました。

その間によさこい屋のミッションをメッセージとして入れたかったのですが、PC書体だとどうしても弱く、両側のおふたりに負けてしまうのです。それだけ踊る姿にパワーとエネルギーがあるんだなあと思いつつ、自分で書くことに。


よさこい屋トップ画像のタイトル書.jpg


先日、美大時代からの友人に「まんがも自分で描いたの?」といわれ、『そうそう、コストかからないしね』などと話していたのですが、もちろんコスト削減もあるし、自分で描いたほうが伝わる、という思いもありました。ただ、それだけでなく、やっていると楽しかったのです。


実は、衣装制作の仕事って、学園祭のような気分になります。仕事なのに、楽しんでいいのかしら〜と思いつつ、もちろんプロとしての高い意識はもちながら、みんなで何かをつくりあげる学園祭気分を感じるのです。サイトづくりもそうでした。タイトル書きも、まんが(衣装制作秘話)も、学園祭の準備のようにわくわくしていました。


学生のころ、マガジンハウス(出版社)に勤めていた知り合いが、「朝会社ついたら、学校にきた気分で挨拶しちゃうんだよね」と話していて、そんな風に仕事ができたらいいなあと思っていたけど、私も長い学園祭のようでちょっと嬉しいのです。


きっと、よさこい祭や太鼓のステージに立つ方も、大変こともありながらそんな楽しさがあるのだろうと想像します。そのことにかかわるすべての人が幸せになる仕事。弊社の企業理念でもありますが、それが実現できているようで、この仕事やってよかったな、と思うのです。


長い時間とりくんでいたサイトリニューアルがおわり、学園祭のあとのような気分ですが、お祭りシーズンはこれからが本番!また新たなわくわくが今年もいっぱいありそうで、楽しみです。





先週土曜日に最終回を迎えた、NHKの朝ドラ「あまちゃん」。
大変な人気でしたね。

衣装屋店長としては気になっていた様々な衣装。
絣半天の海女さん衣装もどきっ、潮騒のメモリーズのアイドル衣装もどきっ。
みなれた半天の形でしたから。

軽いあま絵?のように、イラストにしてみましたよ。


あまちゃん衣装.jpg

袖なしの半天にパフスリーブの袖をつけて、
長めのリボンを帯につけ、3段ひらひらギャザーたっぷりの膝上スカート。
最終回をみていたら、脱いだ衣装を手にしているシーンが。
上下セパレートになっていましたね。


かねがね、袖なし半天+たっぷりスカート(あるいはパニエ)は
かわいいと思っていたよさこい屋。
実際衣装でも似た形をおつくりしたことがあるんですよ。


(ご注意※ あまちゃんの絣半天や潮騒のメモリーズ衣装はおつくりしていません。
 お受けできませんので、ご了承くださいませ。)


こちらは2008年のYOSAKO衣デザインペンティションinふくい で優秀賞を獲得した
明新森組cheza watotoイッチョライさん。

よさこい衣装デザインコンペ.jpg

「潮騒のメモリーズ」のように、袖なし半天にパフスリーブ。
大きなリボンは背中につけています。
ジュニアチームで、踊る姿もとってもかわいかったですよ。

▼詳しくはコチラ

さらに2010年の衣装コンペでは
優秀賞(イッチョライNPO賞)を受賞された豊夢(とむ)さん。

YOSAKOI衣装デザインコンペ.jpg

スカートは中にパニエをはいて、さらにボリュームアップしています。

▼詳しくはコチラ


衣装コンペは、指定の生地の中から選ぶという制約があるので
思いきった色あわせは難しかったのですが、いろんな生地で
つくってみたいな、と思った形でした。


さらに、こちらはご当地アイドルですよ。

イヤイヤYOSAKOI.jpg

福井テレビのマスコット、イヤイヤちゃんとYOSAKOIを踊る
新田泉ちゃんです。
袖なし半天にパニエのスタイル。袖にはレース、衿は和柄を使い、
みえませんが背中の衿下にはイヤイヤちゃんのイラストがプリントされています。

残念ながら今年の3月で歌手&タレント業を引退されてしまったのですが、
とっても歌が上手なおねえさんでした。


袖なし半天+パニエは、パニエが既成品でお安いので
全体の衣装価格をおさえることもできます。
かわいくておりこうな衣装なんです。
ジュニアチームにもおすすめですよ。


いろんな意味でたのしませてもらった「あまちゃん」でした!


ミケランジェロ展に行って来ました。


ミケランジェロ展福井県立美術館.jpg


私はルネサンス期が好きです。

石膏デッサンが好きだったからか、たくましい体の石膏が好きだったのかはわかりませんが、あの彫刻類が大好きです。イタリアでみた数々の像の中でも、ウフィッツィのダヴィデ像は若々しく存在感があり、まるで魂が入っているようで、強烈に印象に残っています。


あまり前情報も持たずに行ったので、何が来ているのかわからなかったのですが、行ってみるとミケランジェロのデッサンがかなりありました。


おもしろくて夢中でみていました。混んでいたので、何度も最初に戻って見返したほど。

ミケランジェロの描く線は、今までみたいろんな画家のどのデッサンより私好みでした。

なめらかで、力のいれぐあい、ぬきぐあいのリズムが自分と重なる気がして、「おお、ミケランジェロさん友達になれる」と勝手に思って見てました(←巨匠に言いたい放題ですよ)。陰の濃淡がとても美しいデッサン。ミケランジェロが何を気にしているのか、どこを強調したいのか、その意図が伝わってきて、16世紀にかかれたのに、まだそこにエネルギーがあるようでした。


建築の図も、ドアのイラストも、柱のデザインも、気難しそうなミケランジェロの描いている姿が浮かぶほど見ていて楽しかったです。そして、「レダの頭部」は、ほんとにきれいでした。一番熱を感じた習作でした。


見終わってから、この思いをとどめておこうと、ショップで図録をみたのですが、全然伝わってこない。平面すぎて、濃淡もわからなくて、熱も感じない。


本物を見るって素晴らしいと思いました。作品との間でやりとりがある。

今回私の波長はばっちり合ったらしく、大興奮で美術館を後にしました。



多分いろいろ作品はあったと思いますが、デッサンしか印象に残っていない私。

楽しみ方は人それぞれなので、いいのです。

こういう本物が、地方の美術館にもたくさん来てくれるといいな、と感じた週末でした。



▼福井県立美術館 ミケランジェロ展

http://info.pref.fukui.jp/bunka/bijutukan/michelangelo/outline.html

週末は、福井市立郷土歴史博物館でひらかれている

『麗しきチベットの仏たち』という

特別展をみてきました。


麗しき菩薩.jpg




いきなりなんだコレ〜!の答えはブログの後半で...。



チベットの仏たち.jpg



いろんな曼荼羅がありました。

立体も、砂曼荼羅も。

砂曼荼羅は撮影可だったので、コチラ。


砂曼荼羅.jpg




きれいですね~。

横から見ると凹凸があります。


曼荼羅ってひかれます。

美大の最初のMac授業(Illustrator)で

ペンギンをモチーフにした『まんだらぺんぎん』

という作品をつくったことがあります。


作品データが残っていないのでおみせできませんが、

結構シュールでかわいかったです(笑)。




その日は「千仏顔をつくろう」というワークショップもひらかれていて、

菩薩に変身して市内を練り歩くというイベントもありました。

最初の写真はそのひとコマ。



美術作家のTETTAさんが

1000人の仏像顔を作ることを目的とした

『三十三間堂プロジェクト』

http://33project.com/


なんと、1000人はもう超えてしまったという...。


福井でも開かれると情報をもらい、

夫が参加してきましたよ。

化粧品にアレルギーがある私は

悔しいながら参加できず。



完成した菩薩たちが、わらわらとくりだしてきました。


チベットの仏たちお練り.jpg



市内を練り歩いていっぷくしている、菩薩夫です。


バス停でくつろぐ菩薩.jpg


こんな人たちが市内をゾロゾロと...。




美しい菩薩もおりましたので、

ぜひリンク先をチェックしてみてくださいね〜(苦笑)。


▼福井市立郷土歴史博物館はコチラから

http://www.history.museum.city.fukui.fukui.jp/



生地メーカーさんとうちあわせをしました。
生地は、私たちが問屋さんやメーカーさん(福井は生地の産地なので、直接織元さん)に探しにいくこともあれば、メーカーの担当者さんが持ってきてくださることも多いのです。


よさこいと太鼓衣装の生地.jpg


今回は、こちらのメーカーさんが作っている定番生地の確認と新柄生地をみせてもらいました。

定番生地でも色の追加があったり、廃盤になったり、常に動きがあります。
きちんと把握していないと生地見本をお客さまにお見せしてから「実はありませんでした」ということになりかねません。

シーズン中に廃盤になったり、在庫切れになることもあるので、実際起こったこともあるのですが、できるだけその危険は事前になくしておきたいのです。


新柄は世の中の動きを反映しているので動向もわかります。
また、「この生地で帯をつくったら...」「これは衿にいいかな」など、発想の刺激になります。
スタッフとついのめりこんでしまうのが生地サンプルを見る時です。


今回もよい出会いがありました。
「こんな生地を使いたい」と依頼があったお客さまにぴったりの生地が。
嬉しい瞬間です。


私たちが生地選びで注意していることがあります。

まず組成。ポリエステル100%なのか、ナイロンが入っているか、アセテート入りか、ウレタン入りか。
よさこい屋&太鼓衣装屋ドドーンの場合は自分達で洗える衣装、というのを前提に衣装づくりを考えています。
どんなに目をひいても、洗えないな..とか、地面にすれたり動きの中でひっかかるな..という生地は使わないようにしています。

同じく、洗っているうちに型くずれを起こさないこと。
これは、違う生地同士をくみあわせたときに、組成が異なるとおきやすい事象です。

また、「ドライクリーニングのみ可能」の生地は、金プリントと関係します。
金プリントはドライクリーニングでは落ちてしまいますので、金プリントをいれたいお客さまの場合、ドライクリーニングしかできない生地はご提案しないようにしています。

ラメグリッターやスパンコールの強度も注意して見ます。
日本製の生地は随分強度がよくなっていますが、それでも使用頻度が高いと傷がついたり、スパンコールが落ちることもあるので、そのあたりは見極めが必要です。

キラキラ光る生地もありますが、衿や袖縁(そでふち)など、芯をいれるときは、アイロンプレスの熱で光沢がなくなることがあります。「アイロンは何度までいけますか?」と確認することも大事です。


定番の無地生地でも、色味に注目します。
とくによさこい衣装と太鼓衣装では、色の好みが異なります。
よって、より多くの生地サンプルを見て、好みにあいそうな生地情報を持っておくことが大切だと思っています。


同時に色々なことを確認しながら、生地の選択をすすめるのですが、いずれにしても私たちにとっては楽しい作業です。
今回もたくさんの素敵な生地と出会えました!


※「洗える衣装」追記
ワンタッチ式のよさこい帯は、入れている芯の関係で洗濯機で洗えません。
その場合はクリーニング店にご相談いただくか、スタッフまでご相談ください。




東日本大震災から、二年がたちました。

昨年、このブログで1年たったときの気持ちや考えを記載しました。
そこからさらに1年、衣装づくりに対する気持ちの変化を記したいと思います。


普段のうちあわせの中で、お客さま(チームさん)の衣装に対する思いを伺うことも多いのですが、この1、2年、お客さまの「地元」や「地域」「コミュニティ」「仲間」に対する愛情や意識が、以前にも増して強くなっているような気がしました。

そして、ふと気づいたことがあります。

舞や太鼓、というのは、古来より神への祈り、願いをささげるときに行うもの。そして、法被は神の前に出るときの衣装だと聞いたことがあります。そう思うと、よさこい衣装や太鼓の衣装は、人々の祈りや願いがこめられた、神の前で着る衣装だと思うように。

よさこいや太鼓以外の、ダンスやフラなどにも共通する部分があるのではないでしょうか。

私たちはそういう衣装をつくっているのだと、意識するようになりました。
それ以来、衣装のつくり手として、背景にある人の思いや土地の文化、歴史も深く勉強し、理解したいと思うように。

今後も自分達の役割をみつめ、衣装づくりに役立てていきたいと思います。

今朝早く、夜行バスで着いたよさこいチームのお客さま。
学生さんですが、思い立ってこられたとのこと。

時々とてもフットワークの軽い学生さん、お客さまがいらっしゃいます。今日の学生さんも、その行動力と聡明さに「うちに入りません?」と声をかけたほど(笑)
。朝から私もパワーを頂きました。


2月からお問合せがふえ、今月に入り直接来社される方も増えております。
通常、遠方の方とのおうちあわせは、メールやお電話でやりとりさせて頂いていますが、直接来社されたいという方は、事前にご希望の日時をお知らせください。


今日も素敵な出会いと、楽しいうちあわせでした。
ありがとうございました!


週末は、夫とともに、金津創作の森(福井県)で開かれていた『魔法のチェコ絵本とアニメーション展』に行って来ました。

チェコ絵本とアニメ展金津創作の森.jpg


今は印刷物もデータでPC作業が多いので、手描き原稿を目にするのが新鮮で、描き手のパワーも感じました。
こういう印刷物を手にしたら、子供もまた違う感覚を持つだろうな、と思いながらみていました。

絵コンテや色使いなど、刺激されることも多かったのですが、私も大好きな「クルテク」に見入ってしまい、おみや購入...。子供が小さいころ、カートゥーンネットワークでみせていたのを思い出します。


クルテクカレンダー2.jpg


もう2013年ははじまってしまったのですが、原画の雰囲気に近かったので購入。キーホルダーは夫が購入(笑)。


余談ですが、イタリアの「AEIOU(アエイオウ)」も大好きでした。
当時NHK教育(現Eテレ)で放送されていましたが、昨年また再放送されたようで、ファンはおりますねえ。


そして同時開催されていたのが、「ふくいの小さな手作り展/小さな欧風雑貨フードマーケット」。
たくさんのお客さんであふれていました。


ふくいの小さなてづくり展2.jpg

美術展の反対側のエリアで、まさに「バザール」といった雰囲気が。


ふくいの小さなてづくり展.jpg

これはほんの入り口。

キルティング小物や革小物、ガラス、ヘアゴムなど、ありとあらゆる手作り品が、ところせましと並べられています。

自分達でつくったオリジナル品が、お客さまとのやりとりの中で売れて行く楽しさもあるのだな〜と。
しかし、レベル高いですね。


こちらもとっても刺激になりました!



先日、ある衣装のデザイン画ができあがったときに、「あ、いいんじゃないかな、粋な感じで...」とスタッフと会話をしていて、ふと「いきでいなせな...」という言葉が思い出されました。

夜、「いなせ」って何だろう...と何気なく夫に話したら、「髪型からきてるんでしょ」との雑学っぷり。
ええっ、知らない...何だ?と思い調べてみました。


「いなせ」とは、「鯔背」とかきます。辞書で調べると、

[名・形動]いきで、勇み肌で、さっぱりしているさま。また、その容姿や、そういう気風の若者。


江戸日本橋魚河岸の若者の間で流行した髪型に由来するそうです。「鯔(イナ)=ボラの幼魚」のことで、この鯔の背びれが日本橋・魚河岸の若者が結った髷(まげ)に似ていたために、「鯔背銀杏(いなせいちょう)」とよばれたそうです。
そこから魚河岸の若者=鯔背銀杏を結った若者のように、粋で勇み肌の者を「いなせ」と呼ぶようになったとのこと。


ほおお、でてきたよ、髪型、と思って資料をみたら、あー!なるほど。
こんな髪型です。描いてみましたよ。


鯔背な衣装に.jpg


ちょっと京本政樹さんを思い出す...。

粋で鯔背、という表現そのままの、気風のいいお祭り男、って感じです。

いいですねえ。


描いているうちに、ちょっとわくわくしてきました。
粋で鯔背な世界、もうちょっとつっこんでみます。





J.S.バッハ名曲コンサートへ行って参りました。

バッハ名曲集.jpg


バッハばかり、パイプオルガンや当時の楽器を用いて音色を再現した楽曲、そしてカンタータ(合唱)。
当時、礼拝時に教会で演奏されていたスタイルを堪能しました。
昨年のクリスマスコンサートにはじめて地元福井のハーモニーホールでパイプオルガンを聴いてから、あの荘厳な響きに魅了されております。

今回のカンタータは歌詞も配られていたのですが、宗教的な意味合いの歌詞で、短い言葉をくり返しうたっているものが多く、そうだったのか〜と発見した気分に。楽譜をめくっているので違う歌詞かと勝手に思っていました。あれは音符と言葉のタイミングを追っているんですね。

聴いているうちに、教会で演奏されている光景を想像していたのですが、衣装はどうしていたのだろうと思って調べてみると、オペラと異なり、演技、大道具、小道具、衣装を用いないとのこと。バッハは礼拝のために毎週新しい曲をつくっていた時期があるそうで、バッハが必死で曲をかいている姿を想像してしまいました。後半は、以前の曲を大きく手直しして制作したと、指揮者の方の説明もありました。

それでも、ヨーロッパの他の国へ広めるためにラテン語のカンタータを制作した、などと聞くと、バッハの人間像を想像して、やはり色々考えていたのだなあと、勝手に親近感を覚えてしまいます。

大人になると、知識も多少増える分、興味がどんどん深くなって、コンサートも今まで知らないことを知るいいきっかけだなと思いました。


でもなにより、リラックスできる時間でした。
来月まで(来月もあるチケットを手配済み)またやるぞ〜と思う瞬間でした。

ここのところ、日本の染めの歴史や書物をあらためて読んでいる店長です。
先日「源氏物語」を読んでいたら、せっかく美しい描写があるのに、自分の頭で再現しきれない気がしてみつけたのがコチラ「源氏物語の色辞典」という本。

源氏物語の色.jpg



当時の手法でできるだけ再現したかさねの色目。袴にこの色?!と驚いたり。なんて美しい色にかこまれていたんだろう、と一人興奮していました。そういえば、復元された「源氏物語絵巻」も、とても発色がよく明るく、綺麗な色があふれていましたね。

完全に平安時代にいた数日間です。
先日、日本古来の衣装についていろいろ調べておりましたら、ぱっとみるなりよさこい衣装かと思う衣装が。
それもそのはず、「舞楽装束(ぶがくしょうぞく)」といわれるものでした。
大変興味深かったので、資料をもとにイラストをつくってみましたよ。

「萬歳楽(まんざいらく)」の装束です。
古くから慶事の際に舞われた、天下治まり鳳凰が舞うという大変おめでたい舞だそうです。
よさこい衣装でも片袖を和柄にしたり、袖口を切り替えたりしますが、ずっと続いている日本の歴史、文化の一端に現代のよさこい衣装もあるのではないかと思いました。普段意識していなくても、起源というものを感じました。

よさこい屋_萬歳楽衣装.jpg




平安時代そのままと思われる舞と衣装が、今日でもうけつがれ、私たちが目にすることができるのですね。

そのことをある場所で話しましたら、「実際の舞を見ましたよ」とお写真をくださった方がいました。
Tさん、ありがとうございます!娘さんの入学式で、ご覧になったそうです。

萬歳楽衣装と舞.jpg



とても威厳のある舞だったそうです。私はまだ生で見た事がないんですよね。
雅楽やお能、仕舞はあるのですが...。いつか機会をみつけて、ぜひ体験したいと思います。








数日前に届いた、定期購読している「たいころじい」。

とても楽しみな内容。年末年始のお休みに、じっくり読みたいと思います。

たいころじい40号.jpg

最近はよさこいだけでなく、太鼓の衣装づくりも多いのですが、そのせいか「鼓舞(こぶ)する」という言葉に目がとまりました。


意味は...

-----------------------------------------------
《鼓(つづみ)を打ち、舞(まい)をまう意から》
大いに励まし気持ちを奮いたたせること。勢いづけること。
-----------------------------------------------

だそうです。


よさこいや太鼓はみているだけで元気になったり勇気をもらったりしますが、
言葉のなりたちにあらためて気づいた昨日の夜でした。





地元福井にある県立音楽堂(通称:ハーモニーホール)には、大きなパイプオルガンがあります。
音楽堂ができて15年たつのに、まだ一度も聞いた事がありませんでした。

パイプオルガン.jpg

先日ここの会員になったときに、クリスマスの曲をメインにした、パイプオルガンとコーラスのコンサートがあると知って、今日行ってきました。内容がわかりやすいものだったので、息子2人もつれていきました。


ウィンターオルガンコンサート.jpg


ロンドン在住のVOCES8(ア・カペラコーラス)と
鈴木優人(パイプオルガン)さんでした。


はじめて生で聞いたのですが、まるで中世ヨーロッパの教会にいるような気分でした。
女性ソプラノの声が澄みわたり、ステンドグラスから光があふれているような錯覚に。


夫も同じ気分だったそうで、...しかし子ども達をみると気持ち良さそうに見事に半分ねておりました。すばらしすぎる子守唄(苦笑)。まあ、徐々に、というところでしょうか。


今日は午前中に選挙へいったり、週末の用事をしていたり、慌ただしくしていましたが、クリスマス気分をとりもどせた瞬間でした。

以前、弊社をたずねてきてくださったアーティストのサトウリツコさんが、10月12日(金)〜18日(木)浜松市の「ギャラリーまるまるわ」さんで個展をひらかれています。


サトウリツコ展.jpg


そして、それらの作品をプリントしたTシャツも販売されていますよ。
そのTシャツを、横山工藝でおつくりしました。

サトウリツコTシャツ.jpg


サトウリツコさんの筆のタッチそのままに、Tシャツがキャンバスです。

サトウリツコTシャツ2.jpg



こちらは薄い水色と赤いTシャツにプリント。
赤Tシャツに通常のインクジェットプリントをすると、生地の色が影響して白Tシャツと同じ画像でも、このような感じになります。

以前試しにつくったところ、「欲しい!」という声が多かったそうで、今回あえて赤Tシャツにもプリントされました。

どちらも長袖Tシャツですので、これからの季節にも活躍しそうですね。
お近くの方はぜひギャラリーへおたちよりくださいませ。


▼サトウリツコさんのブログでもご紹介頂きました。

▼ギャラリーまるまるわ さん

http://www.marumaruwa.com/gyallry/marumaruwa_gallary.html

8月31日(金)から9月5日(水)まで、福井新聞まんなかプラザ1階&地下ホールで開催されている、書家吉川壽一先生の『発想と挑戦』展をみにいってきました。吉川先生は週刊モーニング「バガボンド」など数々の漫画タイトルの他、NHK大河ドラマ「武蔵」の揮毫をされたり、世界中でSYOパフォーマンスをされています。「オーダーよさこい屋」と「オーダー太鼓衣装屋ドドーン」の題字も揮毫して頂いています。


吉川壽一発想と挑戦展2.jpg


今回は岩野平三郎製紙所の麻紙に、藍の墨で美しいにじみが表現された新作です。
上はワタクシが気に入りました「KOKORO(心)」という作品。
小さくてよくわかりませんが、すごい技術が。こちらに関してはあらためてまた。

吉川壽一発想と挑戦展3.jpg


↑先生の作品に見入っております。

左は「天真」、右は「円相」というタイトル。タイトルや作品について先生からお聞きし、いつもながらジュイチズムを浴びて刺激になりました


吉川壽一発想と挑戦展.jpg

おちかくの方はぜひお立ち寄りください。


▼吉川壽一

▼岩野平三郎











先日よりNHKなどの番組で取り上げられていた、石川県能登半島に工房がある「雲龍庵」さん。一度本物の作品をみてみたい、と思っていたら、金沢21世紀美術館で開催中の「工芸未来派」展で展示されているとのこと、早速みにいきました。


雲龍庵聖杯漆工芸.jpg

こちらは漆の上に金、銀、貝で装飾された「聖杯」です。
この他、蒔絵の香箱や、十字架、香合(こうごう)など全部で8点が展示されていました。
その繊細な技巧、作品自体がもつオーラ、どれもひきこまれるように見入ってしまいました。「工芸品って欲しくなるねえ」と夫と。いや、すごいお値段ですけど。


金沢21世紀美術館工芸未来派.jpg


金沢21世紀美術館
「工芸未来派」 
2012年4月28日(土)~2012年8月31日(金)

※休館日
月曜日(ただし、4月30日、7月16日、8月13日は開場)、7月17日(火)


詳しくはコチラからどうぞ
10:00〜18:00 (金・土曜日は20:00まで)


興味のあるかた、金沢へいかれた方、美術館自体も素敵です。ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
この週末、ある言葉が繰り返し思い出されました。
ブロードウェィのミュージカルで、スパイダーマンの衣装をてがけていた石岡瑛子さんの言葉です。

石岡瑛子プロフェッショナル2.jpg


なぜ思い出されるのか不思議に思い、録画してあったものを見返しました。

自分のためにもメモをすると....


『舞台だから、どうせ距離があるんだから
ディティールなんか見えないだろうという人は
何も見えない人だと思うんですね

やっぱりきちっとした仕事というものは
全体の仕事を緊張に導くし
クオリティアップにも導くわけだし

だいたいパフォーマー(演技者)自体が
違いますよね

いいものをあてがうことによって
全然違う
百倍くらい それに対するかかわり方が
違うんじゃないかと思うんですね』


練習をつみかさね、ステージでそれを披露するとき、やはり私もよりいいものを着たいと思うのです。


現実的にはコストのことで頭を悩ませることも多いですが、最終的に思い描くのはステージの上でその衣装を着てパフォーマンスした人たちが輝いているかどうか。いいステージになるよう、私たちの衣装が貢献できているかどうか。

今あるアイデアが私の中にあるのですが、ここと照らし合わせて問題ないか、確認しようと思ったのかも。
よい週末になりました。





弊社のサンプルルームで衣装デザインのうちあわせを行うときは、実際のサンプルに生地をあててみたり、和柄を組み合わせてみたりします。しかし、アイデアがでるほど、だんだん頭が混乱してくるものです。
そんなときは手描きでしゃしゃっと確認できる、こちらが一番便利。愛用品です。


衣装のデザイン画をつくるとき.jpg


水筆でのばせば、水彩画にもなるので、ひろい面積も早く描けます。
以前は生地の質感も表現していましたが、最近はパソコンでデザイン画を描くほうが多いので、もっぱらうちあわせ中の確認用です。でも、効果絶大。「ああ、なるほど〜」と仰っていただけます。

家用にはこれの倍くらいの色数を置いています。色がたくさんあると、幸せな気分になります。
もともと絵を描く人間ですので、デザイン画を直接かくのは楽しい作業です。


毎日、衣装のうちあわせが続いていますが、作業風景はあまりお見せしたことがないなと思い、時々よさこい屋のFacebookにUPするようになりました。こちらのブログでもちらりとご紹介です。


よさこい衣装は型紙を引いて作ります.jpg


パターン(型紙)はCADを使ってひいています。これはできたパターン(型紙)をもとに仮縫いをしたあと、修正点を話し合っているところです。オリジナルの衣装はデザイン画のイメージを実際に立体物へする作業。ボディに着せてみたり、自分たちで着て、襟元のあき具合や見え方、動きやすさをチェックします。


よさこい衣装はこのように裁断していきます.jpg



こちらは型紙にあわせて、生地を裁断しているところです。
この衣装は長半天です。背中のパーツなのでとても大きいです。ひも部分や、手甲など、細かいものもあります。



社内の作業風景、ときどきお伝えしていきたいな、と思っています。









孔版画、をご存知ですか?インクが通るところと通らないところがあり、上からスキージ(ゴムのへら)でインクを落として刷る印刷です。私たちの会社でつくっているシルクスクリーン版もこの技法です。それをもっと手軽に行えるのが「ガリ版(謄写版)」。学校の印刷物などでなじみのあった印刷技法です。

助田茂蔵孔版画.jpg

今回は、自身の水彩画と、謄写版でその絵を版画にした、助田茂蔵さんの「野の花のうた」展をみにいってきました。


助田さんとはご縁があり、今回も会場に茂蔵さんの息子さんがいらっしゃいました。

弊社とのご縁はときどき我らが「はまじい専務」がブログにかいているので、こちらをどうぞ。

▼助田シルクスクリーン工房

▼別れの準備-4


展示されている中に、1年間毎日花を描き続けた水彩画がありました。それが一本の巻物になっています。
助田さんのお話では、先に巻物をつくってしまったそうです。そこへ毎日描く。真剣に対峙している姿が伝わってくるのがわかります。野の花の名前が時々かきなおされているのが、ちょっと愛らしい。


はまじい専務のブログにも詳しいですが、水彩画の陰影を十数版という版で重ねて表現しています。
落款すら1版ではありません。濃い、薄い、の2版です。

弊社でつくった書家の吉川壽一先生のTシャツの中でも、「書」を黒1色ではなく、「グレー」と「黒」の2版をつかって墨と書のタッチを表現したものがあります。フルカラープリントの表現力はすごく、インクジェットプリントでなんら問題を感じない昨今ですが、この1色1版の超アナログな重ね塗りの世界に、あいかわらず愛着を感じる自分がいます。インクジェットではこの表現力、深みは出せないよね、でも、正直いいところまできてしまうんだよな、インクジェットならではの表現もあるし...一般的には技法がなんであろうと、たいした問題ではないのかも。そのジレンマを感じること、多々ありです。

でも、作品を目の前にしたら、その違いを人間は感じるものだと思うのです。手が入った厚み、エネルギーの厚み。そういうものを、私は受け取っていたい。


この違い、ちゃんと伝えていないのは私たちかも。そんなことをよく考えるようになりました。


展覧会の1日「多色刷りガリ版実演会」がありました。私は行けなかったのですが、はまじい専務が撮影してきたそう。近くブログにアップすると思うので、またご案内します。


野の花のうた展.jpg


▼福井市橘曙覧記念文学館にて

弊社からお散歩コースでもいける、愛宕坂の途中にあります。










先週公開になりました、3D化されたSTAR WARS エピソード1。これは見なくてはと思い、早速劇場へ行ってきました。

STARWARS3D.jpg


最初の公開時も、DVDも何度もみていますが、久しぶりにみるとまた気づく事が多くて号泣しておりました(苦笑)。

3年前に購入したこちらの本、衣装づくりの上で参考になるだけでなく、みていてとても美しい本です。

DRESSINGAGALAXY_STARWARS.jpg

『DRESSING A GALAXY  THE COSTUMES OF STAR WARS』

DRESSINGAGALAXY_STARWARS2.jpg


いろんな衣装がありますが、和のイメージをとりいれた衣装もたくさんありますね。
こう展開していくのか、という視点がとても刺激になります。

よいものをたくさんみて、衣装づくりに反映させていきたいと思う店長です。





Facebookで偶然目にした、「ピカソの助言』。

早速シェアさせてもらったのですが、そこからまた知り合いの反応がおもしろく、ブログでもご紹介することにしました。ピカソ語録はたくさんあるようですが、ここでは7つをご紹介。


ピカソpicasso.jpg


<ピカソから7つの助言>


1. 必ずできると信じろ


「思いついたことは出来る。思いつかないものは出来ない。これは避けがたく、明白なことだ。」



2. 限界を超えろ


「私はいつも自分の出来ないことをする。どうやればいいのかわかるからだ。」



3. 「その時」を待つな


「インスピレーションは常に存在する。見つけに行くんだ。」



4. 動け


「明日に引き伸ばせば、それは死んでしまう。」

「行動がすべての成功の鍵だ。」



5. 正しく問え


「他の人間はなぜそうなったかを問う。私はいつも何ができるのか、なぜできないのかを問う。」



6. ジャッジせず、隠された美を見ろ


「我々は脳をブン投げて、ただ目だけで見ることができればいいのだが。」



7. 遅すぎるなんてことはない。


「若さと年齢は無関係。」




Facebookでのみなさんの反応をみていると、「私は6が響いた」とか、「僕は7です」など、人それぞれ。

ちなみに私が一番響いたのは「5」の「正しく問え」。

いかに問うかで、出てくる答えが違ってくる、だから、どのように問うかはとても大事だと感じています。

最近では自分に問うことも多いですが、ちょいとかわっているうちの長男にもどう問うのがよいかと頭を悩ませます。



学生のころ訪れたパリのピカソ美術館。


ピカソ美術館.jpg


あのとき感じたものを思い出す、よい機会になりました。


「大正ロマン」「昭和モダン」という、新しい文化と都市化の中で活躍した挿絵画家「高畠華宵」。
全国の少年少女、若い女性から熱狂的な支持を得た理由は何だったのでしょう。

高畠華宵の帯.jpg



今でもその図案や色の美しさ、組み合わせの素晴らしさに、ためいきがでます。大正末期から昭和初期にかけて、日本には美しい色がたくさんあったのだなと想像します。

まだまだ和装が中心だったこの時代に、モチーフとして洋の花や色を用いた華宵。和と洋がいりまじった独特の美しさは、今もあせることがありません。


『デパートへ着物を誂えにいっても帯は帯、着物は着物と別々にあれはいゝ、これはいゝと選別して買うがさてこれを仕立上げるときにどうすれば着物と帯の柄や色彩が調和するかを知らないのである、それではいけないと思う、これはやはり挿画で実際に示してやる指導的の舞台が必要となって来るのである。(高畠華宵 1938年11月11日「南予時事新聞」より)』


今でいうトータルコーディネートを提唱し、それをわかりやすくみせてくれた華宵。ファッション雑誌、ファッションリーダーとしての役目も担っていたのですね。


高畠華宵の浴衣.jpg



こちらは華宵がかいた図案をもとにつくられた浴衣。「華宵浴衣」となづけられ、全国の呉服店で売られたのだとか。広告ページも浴衣もデザインする、まさに自分のブランドをもつデザイナーですね。当時浴衣地は一反一円ぐらいだったところを、華宵浴衣は一円四〇銭〜五〇銭、図柄は50種類ほどあったとか。それにしても素敵な柄。今でも着たいくらいです。


高畠華宵婦人の世界口絵.jpg


雑誌を目にする少女や女性は、うっとりと、わくわくしながら眺めたことでしょう。


よさこい屋の新しいカタログがもうすぐ出来上がります。
時代はかわりましたが、これらの口絵のように、みていてわくわくしてもらえるカタログにしたいと思っています。

あれこれ悩み抜いて、骨子ができあがるまで時間がかかってしまいましたが、3月上旬には発送する予定です。


あの華宵が書いた記事は1938年、今は2012年ですから74年もたつのですね。
月日がたっても新しく、かわらないわくわく感を、よさこい屋&ドドーンもめざしていきたいと思います。



なんてモダンなデザイン、現代の衣装でもなかなかお目にかかれないような、素敵なデザインです。
実は伊達政宗が所用したといわれる陣羽織。ということは、1600年前後のものですよね。


120213-yosakoiya1.jpg


週末はある作業(写真の選定)に没頭していました。私は、文章を書く時は静かな環境にしますが、目的をもって何かを探す時はテーマにそった音楽で入り込み、図録や絵画やエッセイなど、目についたものを片っ端から読んでいきます。やがて焦点が絞り込まれて、写真も選べた次第。上の陣羽織の資料は、そんな過程で偶然みつけました。


右は紫の羅背板(らせいた:羅紗ににた薄手の毛織物)に、白、黄、緋(ひ)、萌黄(もえぎ)、浅葱(あさぎ)の5色の羅紗で大小の水玉が配置されています。これらはアップリケではなく、 切り嵌め(きりばめ)といわれる手法。布地の一部を切り取り、別の布地を嵌め込んでいます。さらに打紐で縁取りが施され、その色の構成がまたいいのです。

左も同じく伊達政宗所用の陣羽織。肩山の縫い目(通常法被や着物は縫い目がこないですね。肩山の縫いは、洋の影響なんだと改めて確認。)、モールの飾りなど、南蛮風の特徴が色濃く出ています。




この本は、弊社の資料本棚にズラリと並ぶ「原色日本の美術(小学館)」シリーズの一冊。本や図録が好きな社長が集めた資料は、今では手に入らないものも多く、我々にとって貴重な存在です。改めて目を通すと、刺激になるものがいっぱいです。


ちなみに、伊達政宗が豊臣秀吉の文禄の役(文禄2年:1593年)に従軍した際、伊達家の部隊が着用していた戦装束が非常に絢爛豪華で、道中噂になったのだとか。これ以来派手な装いを好み着こなす人を指して「伊達者(だてもの)」という言葉がうまれたそうです。

ちょっと目指してみたいですね。




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